たこわさ

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アルスラーン戦記 第十三章「王子二人」感想

原作は遥か記憶の彼方……。漫画版は流し読み程度。なので、原作知識は踏まえない感想となります。
(以下ネタバレ)

あらすじ

ダリューン達と合流したアルスラーンだったが、ペシャワール砦まであと少しという所でルシタニア兵に囲まれてしまう。その時、ナルサスが万騎長キシュワードペシャワール砦の兵達を伴い救援に駆けつける。
砦へたどり着いたアスルラーンを兵達は歓声と共に出迎える。アルスラーンは諸将と共にルシタニアへの反攻作戦について話し合おうとするが、何故か老将バフマンは挙兵に消極的であり、ナルサスダリューンはその様子に不信感を抱く。
多くの課題を前に、一人城壁の上で今後について考えをめぐらすアルスラーン。しかしその時、アルスラーンの前にどこからか侵入した銀仮面卿ヒルメスが現れ――。

感想

バフマン死す――ヒルメスアルスラーン、双方への忠義を貫いた結果がアレだったわけですが……だったら最後に爆弾発言を残すのはどうかと思いました(苦笑)。ヒルメスを殺せば正当な王家の血統が絶えてしまう、という事はアルスラーンはやはりアンドラゴラスの実子ではなく王妃と他の男の間に出来た子なのでしょうか? 幼い頃は城外で育てられ自分が王子である自覚もなかった、という所がまた怪しい。ただ、そうするとアンドラゴラスは当然の事ながらアルスラーンが我が子ではない事を知っていた訳で、それをわざわざ王子として城に呼び入れるのだろうか? という疑問が。後継ぎがいないのなら王妃でも妾でもいいからとにかく子作りすればいいはず……。あ、もしかしてアンドラゴラスさんってば男性機能が(以下自粛
冷酷無比な復讐鬼であるヒルメスも、流石に忠臣バフマンを殺してしまった事には動揺していたようで。人としての心がまだ残っている証拠なのかもしれませんが、既に自分の復讐の為に夥しい量の人々を殺戮してきた訳ですから、むしろ最後のタガが外れるきっかけになるような気も。
剣技も知略も執念も、何一つヒルメスに敵わないアルスラーンですが、ヒルメスが決して得る事の出来ない、彼だけの才能が開花しつつあるようです。バフマンが最後にはアルスラーンが王になる事を願ったように、人々に希望を抱かせる才能が。

しかし今回一番印象に残ったのは、アルフリードを温かく見守るファランギースの笑顔ですね。わーそんな表情も出来るんだ、と。